[第2章]風早國造神主講演録・朝礼講話
秋祭りを終えて、氏神さんの事あれこれ

3 秋祭りに登場するモノ

井上宮司

春、夏、秋、そして最後の新嘗祭。のお話で一連の流れがあるんですが、丁度皆、秋祭りを終えた後だから、秋祭りの話に。秋祭りだけのお話をしてみましょう。そこで皆に質問があります。秋祭りに出てくるものは何がありますか。わかる人。はい、何がある?

 

猪木大魔の故郷・弓祈祷の様子(平成25年1月6日)
猪木大魔の故郷・弓祈祷の様子(平成25年1月6日)

生徒:だんじり

 

井上:だんじり。他には?

 

生徒:神輿

 

井上:神輿。他には?

 

生徒:獅子舞

 

井上:獅子舞。他には?

 

生徒:大魔(だいば)さん※

 

井上:大魔さん。大体思ってること全部出たかな。ではね、だんじりと御神輿いってみようか。だんじりと御神輿、どっちが古いか。御神輿が古いと思う人、手を挙げて。御神輿が古いと思う人、手を挙げて。はい。だんじりが古いと思う人手を挙げて。大体同じ位か。はい。あのね、実はだんじりの方が古いんです。御神輿とだんじり比べるとだんじりの方が古いんです。

 

ではだんじりよりも前はどうしてたか。だんじりより前はどうしてたか。馬のね、お馬さんの背中を飾ってたの。お馬さんの背中を飾って、そこに神様を乗せてたの。でもお馬さんだけだったら、ちょっとそれに関わる人が少ないから、ああいう風な、だんじりを使おうっていうことになったんですよね。そして、やがて中国から御神輿が入ってきて、今度神様を御神輿に遷す(うつす)ようになってから、今度だんじりがそのお祭りの賑わいをするようになったんですね。

 

では何故、だんじりがああいうふうな恰好してるのかなっていうお話になるんだけど、それをお話してるとちょっと時間がないので、それをちょっと飛ばします。次の機会にしましょう。

 

※平成24年(2012)10月6日当サイト主宰饒昇の企画演出のもと祭年番区・中西内有志氏子の協力を得て、「猪木大魔」の起こりをテーマとする初の映像化事業が成し遂げられた。(「國津社御神璽流漂伝説の謎」=愛媛CATVから販売されている)子供たちはもとより古老でも詳細な伝承は薄れ形骸化してきていただけに、正しい神話が後代に受け継がれることとなった。
地元屋台で名指揮振りを発揮する野志松山市長(平成24年10月6日風早だんじり統一練り・北条文化の森公園)
地元屋台で名指揮振りを発揮する野志松山市長(平成24年10月6日風早だんじり統一練り・北条文化の森公園)